三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋絵利子プロのピンチ

LPGAツアー「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」は初日が終わり、私が応援している小橋絵利子プロは通算1オーバーで43位タイという位置にいます。


この大会は3日間トーナメントであり、明日の予選ラウンド後に50位タイまでの選手が最終日の決勝ラウンドに進み、賞金対象になります。
そして、この大会終了後に賞金ランキング70位以内に入らなければ、サードQTへの出場権が得られず、来週火曜日から行われるセカンドQTへ出場するかどうかの判断が迫られます。


小橋プロのこの大会前までの賞金ランキングは66位(14,034,833円)ですが、賞金ランキング下位の選手がこの大会で頑張っています。


初日の結果ですが、まず5アンダー2位タイに賞金ランキング93位の福嶋浩子プロがいます。
福嶋プロは福島晃子プロの妹で、LPGAティーチングプロという変わり種ですが、昨年のサイバーエージェントレディスゴルフトーナメントで見事ツアー初優勝を果たし、今年は「TPD単年度登録」(※)をして優勝資格でツアーに出場しています。
現在の獲得賞金額は520万円足らずで、優勝しなければ小橋プロを逆転することはないのですが、優勝経験者でもあり、明日以降のスコアが気になるところです。


注目のアン・シネ選手が4アンダー3位タイで続いていますが、アン・シネ選手の賞金ランキングは現在82位で小橋プロとの差は、660万円余りです。
2位以上の成績で逆転する計算になりますが、周辺では「一気に優勝を」という期待も大きいようです。


このほか現在賞金ランキングで小橋プロより2つ下の68位にいる前田陽子プロがこの試合2アンダー10位タイという好位置にいます。
前田プロは前週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」でも12位タイに入るなど、最近は好調なラウンドを続けているようで、この大会でも上位が期待されます。
小橋プロとの賞金額の差は87万円ほどなので、この大会で一気に逆転ということもありそうです。


賞金ランキング84位の大出瑞月プロも、この大会2アンダーで前田プロと同じ10位タイにいます。
大出プロは現在の賞金額は700万円弱なので、小橋プロとは700万円以上の差があり、この大会で優勝しなければ逆転は不可能なようです。


初日1アンダー13位タイには賞金ランキング70位の蛭田みな美プロと74位の松森杏佳プロがいます。
小橋プロとの賞金額の差は、蛭田プロが142万円ほど松森プロが328万円ほどなので、蛭田プロが10位以内、松森プロが5位以内に入れば逆転する計算になります。


このように、小橋プロより賞金ランキング下位の選手が、今大会で上位に位置している状況なのです。
この大会後の賞金ランキング70位以内にはサードQTへの出場資格が与えられますが、71位以下になった場合は10月31日から始まるセカンドQTに参戦しなければ、来年の出場権を失う恐れが大きくなります。


現在66位の小橋絵利子プロは、4人以上に抜かれなければサードQTへの出場権を得ることになりますが、そのためには明日のムービングサタデーで少なくとも予選通過を果たせるスコアを出すことです。


昨年の大会での50位スコアは初日2オーバーで2日目は4オーバーに落ちていてこれが予選カットラインになりますが、今大会の初日50位は1オーバーなので明日の予選カットラインは2オーバー辺りかもしれません。

つまり、小橋プロは1打でも落とすと即カットラインに入ってしまうため、明日は無理して攻めずに、地道にスコアを纏めるゲームプランに徹した方が良いのかもしれません。


上位は狙いたいけど、まずは予選突破が絶対で、賞金ランキングの下位から抜かれる選手の数を最小限に抑え、サードQTへの出場権を得る賞金ランキング70位以内に入ることが今大会での大きな目標なのです。



※「TPD(トーナメント・プレーヤーズ・ディビジョン)単年度登録」とはサードQTまで進んだLPGAプロテストに合格していない選手に、1年間限定でプロ資格を与える制度。