三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ラウンド中の態度

先日ラウンドした際にご一緒した方の話題です。
その日のラウンドでは、私は前半の調子が悪く、バンカーから一回で脱出できなかったり、セカンドショットの精度が悪くてパーゲットもままならないという状況でした。


同伴者は年配のご夫婦で、後で話しを聞いたら奥様のほうは20代から始めたという長いゴルフ歴をお持ちで、反対にご主人は退職後に始められて7~8年のゴルフ歴のようです。ときおりはナイスショットもありましたが、全般的にはミスショットの多さが目立ちました。
そのご主人はミスショットをするたびに、「今日はおかしいな」と言いながら、首をかしげる態度を取られます。


奥様は飛距離では断然劣っていても、遠くからウッドで転がしてグリーン近くまで球を運び、アプローチが良ければパーを取るという年配者の理想的なゴルフを展開されていました。
反対にナイスショットが続かないご主人は、必ず1ホールで一回以上のミスをされ、良くてボギーというスコアでしたが、「またボギーか、今日はボギーばかり」という愚痴をグリーン上で私たち同伴者に聞こえる声で発せられます。
最後の方ではパターも投げやりに打ち出し、奥様から叱られていました。


反対に奥様はご主人から、「早く打て!」とか「先にパットしろ!」とかの命令調の口調にも微笑みながら淡々とプレーされていました。


たぶん、ご主人は私やもう一人の同伴者が四苦八苦しているのを見て、初心者だと勘違いし自分は上級者だぞと言わんばかりの態度を取られていたのかもしれません。
「今日は本コースに行く予定だったけど、雨の予報でキャンセルし、雨が降らなそうだから百花園に練習替わりに来たんだ。」と言ってました。
まるで「日曜日にこんな百花園でラウンドする君たちとはレベルが違うんだよ」とでも言いたげな物言いです。


私はいつも知らない人とラウンドするので、あまり同伴者の言動は気にしないのですが、なんの意味のないいわゆる「自分を大きく見せる態度」を初対面の相手に取ること自体には反対に「可哀そうに」と思ってしまいます。


少なくともプロやいわゆる5下のゴルファーと一緒にラウンドしても、彼らは余計な言葉を発することはまずありません。
失敗してもわりと淡々として、気持ちを切り替えて次のショットに向かう人が多いようです。一部例外はありますが(笑)


もちろん通常のラウンドであれば、話しかければ丁寧に答えてはくれますが、積極的にああだこうだという講釈は垂れない人が一般的です。
全く他人のプレーを見てないかというとそうではなく、終わって話をすると「〇番のセカンドはナイスショットでしたね」とか「〇番のグリーン周りのアプローチは転がしたほうが良かったかも」とかしっかり同伴者のプレーを覚えているのです。


煩いゴルファーはHDC10~15くらいに多いような気がします。ティーインググランドで威嚇するように知り合いと競技に出た時の話題をしたり、最初から上から目線の態度を取ったりします。
このレベルでは調子が悪いと普通に90超えを叩く場合もあり、そのための伏線かなとも思いますが、「自分は本当は上手いんだぞ」とアピールしたいのでしょう。


ゴルフって、他人を蹴落としても自分には何のメリットもありません。反対に同伴者がリズムよくプレーしてくれると、自分も合わせてリズム良くなりスコアが良くなる傾向があります。


私はどちらかというと、「そういえばそんな人がいたね」って同伴者に思われるような地味で目立たない「黒子くん」のようなゴルファーが目標です。