三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

嫌われるゴルファーの一例

一人予約というシステムは、あらかじめネット上の専用サイトにゴルフ場名・日時・スタート時間・料金などが提示され、前日までに2人以上の予約者が集まれば開催が決定されます。


予約者は当日の遅くともスタート時間30分前までにゴルフ場で普段とおりにチェックインすればよく、特に面倒な手続き等は必要なく、普通にラウンドすることになります。


唯一の注意点は、知らない方々とゴルフをすることになるので、まず最初にあいさつを忘れないということだけです。


お互いに顔を知らないため、早めにカート傍で待っていればよく、先に来ていれば後から来た人が声をかけるし、待っている人がいればこちらから挨拶すればよいだけです。


お互いのことはラウンド途中や昼食休憩中に徐々に話すことはありますが、最初から質問をする人は多くありません。
そこには、お互いゴルフが好きなもの同士という共通項があればよいのです。


私は楽天やバリューゴルフの1人予約を主に利用していますが、その中で困ったゴルファーと一緒になったケースはほんの数回です。
そんな困ったゴルファーについていくつか例を挙げてみますが、中には1人でいくつもの悪例を併せ持った人がいたのは事実です。。。


<ティーインググランドで>
ほとんどのゴルファーのマナーは総じて良いと感じますが、ときどきティーアップして打とうとしているときでも、他の同伴者とおしゃべりを止めない人も稀にいます。
こんなゴルファーは、周りに対して配慮が足りないケースが多く、その後もいろんなところで気にかかる動きをするようです。


飛球線の後方に位置する人はよく出くわします。
そんな人は飛球線上に位置することに悪気はなく、どちらかというと飛球の方向を確認しようといういわば良かれと勘違いしている人も多いようです。
仲間内とのラウンドが多い人に見受けられ、これは「すみません、後方は遠慮してもらっていいですか?」と一言断れば、すぐに移動してくれます。


打順が分からない人も良くいますが、そこは分かっている人が教えてあげればよいだけで迷惑行為とは言えません。


ここで一番困るのが、スタート時間が迫っているのにいつまでも姿を見せないゴルファーです。
スタート時間はあくまで目安であり、早くなったりすることもあります。スタート時間はその組のオナーがティーオフする時間であり、全員が揃う時間はスタート予定の10分前になります。


<カート乗車で>
現在はほぼカート利用のラウンドになりますが、カートの運転が苦手な場合は最初に断ってくれると無理に運転する必要はありません。
困るのが、最初に座った席が指定席みたいにその後もなってしまうことです。
基本的に、最後に乗り込む人のために後席の乗り込みやすい側を空けておくのが望ましいのですが、最初に座った場所を頑として動かず、そのため最後に乗り込む人がグルリと反対側まで回るという時間ロスが生じてしまいます。


カートはセカンド以降は、最初に打つ人の少し前方(打球の邪魔にならない場合のみ)に停め、最初に打った人が次に打つ人の前方に動かすというように全員が協力して移動させます。(コース内乗り入れ不可の場合)


ときどき、さっさとカートを運転してはるか前方に行く人がいますが、周りの状況が見えてない人に多いようです。


また自分の球の手前で降りるからカートを停めるよう主張する人もいますが、少し前方に止まれば次のプレーヤーも併せてクラブ選択をして球に向かう準備ができるため時間節約になります。


乗り込む前に他を待たせてクラブを収納する人は多く、最近はそんな人がいても諦めていますが、先日のチェリー宇土では同組の知り合い同士が「そのまま乗って!」と注意されていて、とても好ましく思えました。


<グリーン回りで>
ゴルフは遠球先打が原則ですが、これは時と場合によります。同伴者の球が遠い位置にある場合でも、プレーヤーがそこに行くまで時間がかかるようなら先にアプローチすることはプレーファーストのためには必要です。
その場合「先に打ちますので」と一声かければよいだけです。


困るのが、球に近い人が下を向いて一生懸命に素振りをしてすぐにも打ちそうな雰囲気を出しているときです。
こんなときは、後方であっても譲ったりするのですが、一生懸命打つ気満々に見えるのに急に後方を振り返り、「まだ打たないの?」という態度を取られることがあります。
打つ順番のプレーヤーに気を遣わせないような心遣いが必要で、後方のプレーヤーを気にかけている雰囲気を出してもらえると、後方の者は安心して自分のプレーに向かえます。


<グリーン上で>
グリーン上では困ったチャンが多くなります。


① 他人のパットのラインを平気で踏む・跨ぐ
パットのラインは曲がっている場合があり、本人は跨いだと思っていても仮想ライン上をしっかり踏むことはあり得ます。


② マークに行くときに大回りする
カップの反対側に行くとき、わざわざ別の遠い球のある方に回る人がいます。別の近い球の方を通ってマークに行くと、時間節約になります。


③ 自分の球をマークしない
これはルールではないのですが、マナーとして自分の番でないならグリーン上の球はマークすべきです。
パットで同伴者の球に当てれば2ペナというルールがある以上、グリーン上の他の球はどこにあったとしても邪魔以外の何物でもありません。
自分の番でないなら、ピックアップして雑巾で拭いたりして、次のプレーの準備をしていれば良いのです。


一番最悪なのが、パットした後の2m内の球をマークしない行為です。そのまま先にプレーするのか待つのかが同伴者には分からず、次の順番のプレーヤーは一瞬判断に迷います。
短い距離でも待つのであれば「マークします」と宣言して速やかにマークすれば良いだけです。
私は、カップに近い距離でマークをしない、そんなゴルファーがいればその人の脳内を覗いてみたい気分です。
きっと何も考えてないのでしょうが、、、。


④ プロの真似をしたがる
自分の順番になってから、クラブを立てて傾斜を確認し、カップまでの歩測をして、素振りを何回かやってイメージを出してやっとパットに向かう人がいます。
まるでプロの手順を真似ているようですが、はっきり言って時間の無駄だと思います。
グリーンに上がる前に大まかな傾斜を頭に入れ、マークに行くときに大まかなカップまでの距離を把握し、同伴者のプレーを待つ間に邪魔にならないよう素振りをしてタッチを確認しておけば、アマチュアにプロのような確認時間は必要ありません。
要は、自分の順番になる前に準備をあらかた終えておくことです。それが出来ないゴルファーはいつまでたっても上達は望めません。


⑤ 使わないクラブの置き場所を考えない
キャディー付きのラウンドだったら問題ないのですが、セルフプレーではアプローチに使ったクラブを置く場所は、次のホールへ向かう出口に当たるグリーン外のカラーなどです。
もちろん場所によっては、誰かのパットの延長線上になる恐れもあるため、それはしっかり考えて場所を決定します。
最悪なことはアプローチしてグリーンに上がる場所に置くことで、そこが次のホールへの出口とは反対方向になる場合、後続組がいざ打とうとする中でグリーンを往復してクラブを取りに行く羽目になってしまいます。


⑥ ピッチマークを補修しない
自分が作ったピッチマークを直さないゴルファーはゴルファーとは言えません。ピッチマークを補修するのはゴルファーの義務だと思います。
この必要性が分からないのであれば、「ゴルフなんか止めちまえ」と罵りたいほどです。


⑦ 抜いたピン(竿)をグリーン上に投げ捨てる
よく見るのが、ピンを抜いて少し動いてグリーン上にそのままバタンと音がするように倒す人です。
グリーン上の芝は繊細で、ピンを倒すことで傷つく恐れも十分あります。
ゴルファーたるもの、グリーンを大事にできないのであればゴルファー失格だと言えます。
理想的な置き方は、邪魔にならないグリーン外のカラーにそっと置くことですが、カラーまで距離があるような大きなグリーン中央であれば、同伴者のパットラインから離れた場所にそっと置けば良いのです。
ときどきラインの延長線上に置く無神経な人もいますが、4人のパットのラインを確認して影響がない場所を探せばよいだけです。


他にもいろいろ気になる行為はありますが、書ききれないくらいいろんなことが起こります。
ただ、ほとんどの人は気にならない程度ですが、中にはほぼ全てを備えた人が居るのも事実です。


結局、ゴルフは同組のプレーヤーと共に、前後の組のプレーヤーや隣のホールのプレーヤーなど、周りに誰がいてどういう状態なのかに気が向けられるかかどうかなのです。
同伴者の動向に気が付けない人は、もちろん前組や後続組の動向にも気が付きません。
それが結果的には迷惑行為になったり、スロープレーに繋がるのです。


ごく一部の人たちによるスロープレーが、その日そのゴルフ場にいた後続の全てのゴルファーに影響を与えることを忘れてはなりません。


回りに気を配れるそんなゴルファーは、お上手な人が多く、たとえスコアが悪くとも、ゴルファーとして尊敬できる人たちなのです。