三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

LPGAでの小橋絵利子プロの位置

今日から宮城県の利府ゴルフ倶楽部で「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」が開催されています。


本年度からツアー出場資格を得た小橋絵利子プロは、初日の今日は72のパープレーで首位とは4打差の 22位タイスタートです。


LPGAツアーも本年度はミヤギ杯を含めて残り10試合になりました。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップには出場資格に制限があり、賞金シードを争う選手には残り試合はたった9試合ということになります。


小橋絵里子プロの本年度のこれまでの戦績は、先週までの記録になりますが27試合に参戦して予選通過は14試合、賞金ランキングは11,787,833円で64位という苦しい立場にあります。


LPGAでは2018年度から新しい取り組みとして、第2シードを取り入れる予定です。
まだ詳細は不明ですが、これまで賞金ランキング50位までの選手にシード権を与え、シード権を喪失した選手はクオリファイトーナメント(QT)に回って翌年のシード権を争うことになっていました。


新制度では、51位~60位の10名程度の選手を第2シードとして翌年の出場資格を与え、ステップツアーの賞金ランキング上位者5名ほどとQT通過者35名ほどの計40名も同じく第2シードの選手となります。
第2シードの選手には、8月頃にリランキングというその時点での賞金獲得額による順位の見直しがあり、その後の出場資格が変わるというシステムです。


小橋絵里子プロは、昨年のQT31位という資格で今年はツアーに参加資格を得ています。
昨年はステップアップツアーが主戦場で2戦で優勝して得られたLPGAツアーへのスポット参戦を2回経験していますが、フル参戦は今年からです。


4月にあったバンテリンレディースの練習グリーンで見ていましたが、まだ新参者といった感じで、中央を使って堂々とロングパット練習していた不動プロに比較して、隅っこのカラー近くでパット練習していた姿が初々しかったものです。


さて現在の64位という賞金ランキングでは、第2シードでも圏外となり、昨年のようにQTに回るかステップツアーに戻ることになります。


今年の小橋絵里子プロの戦績を見てみると、ベスト10以内が1回しかありません。7月27日から開催された「いい部屋ネットレディス」で7位タイ(獲得賞金2,880,000円)というのが最高の成績です。


昨年度の賞金ランキング50位は20,135,833円であり、60位でも15,050,611円というのが凡その目標額です。


プロゴルフの賞金は10位以内と下位では大きく差があります。40位程度では30万~40万円程度の賞金額でしかなく、獲得賞金2千万円を目標にすると残り9試合で平均100万円の賞金か、3試合のベスト10入りが不可欠になります。


27試合で約半数が予選落ちでベスト10入りが1回というこれまでの記録を見れば、残り9試合でのシード権獲得はかなり厳しいと言わざるを得ないのです。


しかし、ゴルフは調子の波というものがあります。昨年のステップアップツアーで2勝目を挙げたのが、ちょうどミヤギテレビ杯が開催される時期と同じ昨年の9月21日だったのです。


ミヤギテレビ杯は首位と4打差22位タイというスタートでしたが、明日も好スコアを出し、日曜日の決勝で上位に食い込めばまだ望みはあります。


細かく見れば、パー4の平均スコアは全選手中44位ですが、パー5が65位、パー3にいたっては70位という記録になっています。
これはサンドセーブ率が76位となっていることから、そこが課題と言えるのかもしれません。
また平均パット数も72位と悪く、サンドセーブ率の悪さがパット数の悪さにリンクしているのかもしれません。


フェアウェーキープ率は21位と他の記録に比べ格段に良く、フェアウェーからのセカンド以降のショットの正確性がもう少し必要なようです。


実際にバンテリンレディースでマーカーとして間近でプレーを拝見しましたが、ショットメーカーだと思いました。
しかし、ラウンド中の余裕がなく、いっぱいいっぱいでのラウンドだったと記憶しています。
口で言うのは簡単ですが、もう少し心に余裕を持ってもいいのかなと思いました。
ラウンド中に、季節の移り変わりを実感するとか、オンオフをラウンド中にできるようになることが課題かもしれません。


もちろん、1年生としてのツアー参加でそこまで余裕はないのでしょうが、無我夢中でも結果が出ないなら、ときには良い意味で手を抜くことも大事ではないでしょうか。


まずは目の前の試合に集中することは大事ですが、心に余裕を持って時にはギャラリーに手を挙げてニッコリしましょうね。