三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

老ゴルファーのマナー

昨日の理事長杯では、HC13.4の老ゴルファーのマーカーになりました。
この方は、退職時に勤めていた学校の校医をされていた70台の方で、以前はHC5の元シングルさんです。


前回の社長杯でも準決勝まで進出されていますし、対外競技にも積極的に参加されていて、今でもときどき新聞等でお名前を見ることがあります。


最近は一緒にラウンドしたことはありませんが、15年前に研修会で一緒になったときは堅実なゴルフをされ、決して大叩きはしないゴルフでした。


しかし、この日は絶不調のようでした。
1番パー4ではドライバーショットを大きく左に打ち、いったんフェアウェーにだした後のショットもダフり、4打目も乗らず、次のアプローチで乗せて2パットのトリプルスタートでした。


同組の中で最年長だったので、他の2人も気を使い、移動の際は「カートに乗りませんか?」と声をかけても無視して歩かれます。


2番パー4でも一番ショットは飛ばないのに、歩いて球の位置まで歩かれ、他の3人はカートで先で待つということになってしまい、同組のHC8の方は「乗ればいいのに。どうせ先に行っても待たされるだけだ。」と嘆いていました。
セカンドは左に打たれ、そこからダフり、4打目もダフり、5打目でカラーで6打目で乗せて2パットです。
本人はホールアウトした後もスコアの申告がないので、一生懸命スコアを数えなければなりません。


大叩きしている人に、スコアを確認するのは憚れるし、後で確認すればいいと取り合えず、思い返したスコアを記入しました。


3番パー3では左の木に当て、セカンドはダフり、アプローチはショートでそこからパターでの寄せで1パットでしたが、他の2人が先に行っていてもマーカーだったためその方の近くでプレーを見守りました。
そのため、自分のプレーに集中できず、相手のスコアを数えることに時間を費やされます。


3番から4番に移動時に、その老ゴルファーから「眩暈がする。」と言われ、高齢なので心配もあり、もしかすると途中で棄権されるかもと思っていました。
棄権の場合は、マーカーを変えたりする必要があるかなと余計な心配までしてしまいます。


4番パー5では、とにかくダフりが続き、スコアを数えるのが大変です。とうとう本人に「スコアはいくつでしたか?」と確認しましたが、「いくつだっけ?」と答えられる始末です。
結局、そのホールは2人で一打ごとに振り返り、合計9打だということになりました。


その老ゴルファーはHC10.6の方のマーカーでしたが、相手に「スコアは付けてないので後で教えて。」と言われ、驚いてしまいますが、体調が悪いのであれば仕方ないかなとその時は思ってました。


ところが眩暈の原因を本人が言われます。「昨日飲みすぎて二日酔いなんだ」と。
大体、医師は自分本位の方が多いのですが、競技に二日酔いで来て、マーカーとしての責任も果たさないのはどうなんだと思ってしまいます。


途中では、大丈夫かなと心配していましたが、よく考えれば内科の医師なので、本当に体調がすぐれなのであれば、ラウンドはされないはずです。
結局、その日は18ホールまでラウンドされ、途中からパターが入りだすと「パターは元に戻ってきた。」と言い出し、最後の方では「やっと当たるようになってきた。」といわれる始末です。


同組の3人はかなり引っ掻き回された感がありますが、元シングルの重鎮でもあり誰も文句が言えません。


アテスト会場で、スコアカードを確認して本人に渡しましたが、後で見たらなんとスコア一覧表には本人の欄に「NR」と記載されています。


どうやらスコア提出をされなかったようです。これにはさすがにマナー違反だと感じました。
マーカーとして散々振り回され、同伴者も待たされてリズムを崩したりされて、その上でNRなんて、さすがに我儘すぎると思います。


調子よい時も悪い時もあるのがゴルフであり、いったんスタートすれば怪我などで途中棄権する以外は、どんな場合でもスコアを提出するのがゴルファーの義務だと思います。
ましてや二日酔いという理由で調子を崩したのは自業自得であり、周りに迷惑をかけてまでラウンドをしたからです。


これまで70歳を過ぎても競技ゴルフに向き合う姿勢に一ゴルファーとして尊敬していましたが、この日の振舞いを見てがっかりしました。
ある程度の手間がかかるのは、老齢だし仕方ないと思いますが、我儘いっぱいで回りに配慮ができないのは、基本的にゴルファーとしての資質がないのではと思ってしまいます。


たまたま、この日は体調不良で思ったようなゴルフができなかったのでしょうが、そんなときほどマナーの良さを見せてほしかったというのが正直な感想です。


おかげで、自分のゴルフに集中できなかった者もいたのですから、、、。
悪いけど、愚痴を書かせてもらいました。
「人の振り見て我が振り直せ」と言います。他山の石としたいと思います。